ネット銀行で住宅ローンの借り入れメリット・デメリットは?

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更新日:2023/03/04

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ネット銀行で住宅ローンの借り入れをする方が増えています。ネット銀行と店舗のある普通の銀行とでは何がどう違うのか?と質問を受けるケースも多いです。今回はネット銀行の住宅ローンについてご説明します。

●ネット銀行とは?

ネット銀行は営業上、最低限必要な店舗があるのみで、口座開設をはじめとする手続きはすべてオンラインで行われます。いちいち店舗に出向いたり、対面でやり取りする必要がない点は利用しやすいと言えます。多くのネット銀行で住宅ローンの提供をしていますが、申込も事前審査もネット上で行う形です。

住信SBIネット銀行、ソニー銀行、じぶん銀行、楽天銀行、イオン銀行、新生銀行、PAYPAY銀行といった名前を聞いたことがあるのではないでしょうか?

●ネット銀行のメリット

ネット銀行最大のメリットは金利が低いことです。実店舗がない分、営業コストを抑えられるため、大手メガバンクや地方銀行・信用金庫などと比べて住宅ローンの金利が低くなっています。また住宅ローンを契約する際の保証料が発生しないケースや、繰り上げ手数料無料、ポイント付与などの特典がつくネット銀行が少なくないこともメリットと言えます。来店や対面でのやり取りが最小限な点もネット銀行の大きな特徴です。やり取りは基本的にメールや電話、郵送などで行われ、わからないこともサポートしてもらえます。

●ネット銀行のデメリット

一方で利用のハードルが高いというデメリットがあります。

まず本審査が遅く、厳しいということです。ネット銀行は、仮審査は早いですが、本審査やローン契約といった手続きは郵送でのやり取りが必要なため、融資までに時間がかかります。また対面での面談がないため、審査は厳しめになります。勤続年数、自己資金比率、雇用形態など審査基準が高くなる傾向があり、事前審査に通っても本審査で承認されないといったこともあります。

次に、対面での相談やサポートが受けられないという点が挙げられます。店舗を持つ金融機関であれば、不動産会社が間に入ってサポートすることができますが、ネット銀行の場合は自分で書類を作り、手続きする必要があります。

郵送やメールでのやり取りが基本なので、書類の記入の仕方や取得する書類など不明な点があっても、その都度、やりとりしなければならないことに加え、書類や手続きに不備があると往復の送付でさらに時間がかかります。最近はネット銀行によって、ZoomミーティングやSkypeなどでの相談を受け付けたり、特定の場所に相談窓口を設けたりしているところもあります。

また、住宅ローンの対応をしてもらえない物件がある点にも注意が必要です。多くのネット銀行は借地権の対応をしておらず、市街化調整区域や旧耐震基準の不動産なども融資対象外になります。その他にも、築年数が65年までに完済する、築古の物件では35年の借り入れは利用できない場合がある点にも注意が必要です。

●ネット銀行に向いている人

ネット銀行のメリット・デメリットを考えると、利用する人によって向き不向きがあると言えます。金利の低さを重視、平日に店舗に出向く時間がないということだけでなく、住宅ローンについて自分で調べたり、ネット上で手続きしたりすることに抵抗がない、得意な人が向いているといえます。

ネット銀行で住宅ローンの借り入れメリット・デメリットを見てきました。金利が低く、店舗に行く必要がないメリットは大きなものですが、本審査が終わるまでの手続きを全て自分で行わなければならない労力や手間が、一番のハードルになると思います。中には相談窓口を構えて、担当者が対応してくれるところもあるので、ネット銀行を検討する場合は、対面相談できる銀行を探してみるとよいでしょう。

住宅ローンは自分の状況や収入、ライフプランなどに合ったものを選ぶことが大切です。金融機関とは借り入れてから返済完了まで長く付き合うことになるので、金利だけでなく、色々な角度から比較検討した上で判断するのがおすすめです。当社ではお客様の状況を伺った上で、無理のない資金計画のアドバイスを差し上げます。住宅ローンのお手伝いもできますので、どうぞお気軽にご相談ください。

※当店では体面で対応できるネット銀行もご紹介できます。
その際はご相談ください。